VMware Aria Automation API プログラミング ガイド

VMware Aria®Automation のユーザーまたはお客様は、REST API サービス コールを使用して、
VMware Aria Automation Assembler
VMware Aria Automation Service Broker
、および
VMware Aria Automation Pipelines
機能をプログラムで実行できます。

API サービス

VMware Aria Automation
には次の API が含まれています。製品で API ドキュメントを利用できます。1 つのランディング ページからすべての Swagger 仕様にアクセスするには、
https://<
your_FQDN
>/automation/api-docs
に移動します。
your_FQDN
VMware Aria Automation
アプライアンスの FQDN です。
VMware Aria Automation
メイン サービス
サービスの名前と説明
ABX
ABX
アクションとそのバージョンを作成または管理します。アクションとフローを実行します。
Automation Service Broker
承認
申請をプロビジョニングする前に展開または Day 2 アクションに必要となる同意を制御するポリシーの適用。
Automation Assembler
ブループリント
ブループリントを作成、検証、およびプロビジョニングします。
API のブループリントは製品の
Automation Assembler
テンプレートです。
Automation Service Broker
カタログ
Automation Service Broker
カタログ アイテムおよびカタログ ソースにアクセスして、コンテンツの共有やカタログ アイテムの申請などを実行します。
CMX
CMX
VMware Aria Automation
で Kubernetes を使用する場合に、Kubernetes クラスタと名前空間を展開し、管理します。
Automation Assembler
Content Gateway
インフラストラクチャに、ソース コード管理プロバイダなどの外部コンテンツ ソースのコード コンテンツとして接続します。
Automation Service Broker
および
Automation Assembler
カスタム フォーム
Automation Service Broker
および
Automation Assembler
の動的なフォームのレンダリングとカスタマイズ動作を定義します。
ユーザー プロファイル
カスタマイズ
ブランディング情報を構成します。
Automation Service Broker
展開
システムに展開されている展開オブジェクトとプラットフォーム、またはブループリントにアクセスします。
API のブループリントは製品の
Automation Assembler
テンプレートです。
Automation Service Broker
展開メトリック
展開オブジェクトの集計メトリック値。
ID
ID
VMware Aria Automation
ユーザーの認証および認証の管理を行います。
Automation Assembler
Infrastructure as a Service (IaaS)
リソースの検証とプロビジョニングを含むインフラストラクチャのセットアップ タスクを繰り返し実行します。
移行
移行アシスタント
評価を実行して移行サービスにアクセスします。vRealize Automation 7.6 コンテンツの移行および NSX-V から NSX-T への移行をサポートします。
再配置
オンボーディング
管理下の任意のクラウドから既存の仮想マシンを移動する際のポリシーとプランを定義します。
Automation Orchestrator Client
Orchestrator
複雑な IT タスクを自動化するためのワークフロー、アクション、ポリシーを設計、管理、実行します。
Automation Orchestrator Client
Orchestrator Gateway
ワークフローとアクションを実行して、複雑な IT タスクを自動化します。
Automation Pipelines
パイプライン
アプリケーションを継続的に本番環境に提供するためのパイプラインを作成して実行します。
Automation Service Broker
ポリシー
Automation Service Broker
で作成されたポリシーを操作します。
プロジェクト
プロジェクト
プロジェクト ロールを持つユーザーにプロビジョニングされたリソースの可視性と分離を提供します。
プラットフォームおよび RBAC サービスの Swagger ドキュメントは、プロジェクト サービスに付属しています。
VMware
は、パブリック API に対して互換性を破る変更が行われる場合、12 か月のサポート終了通知をユーザーに提供します。互換性を破る変更は、
VMware Aria Automation
のドキュメント
に含まれるリリース ノートに記載されています。

API のバージョン管理

API のバージョン管理を使用することを強く推奨しますが、必須ではありません。API バージョン管理を使用すると、API を特定の値にロックして、新しい API バージョンにアップグレードするタイミングを制御できます。API バージョン管理を使用しない場合、API に応じてデフォルトの動作が変わります。
  • IaaS API の場合、最新バージョンは
    2021-07-15
    です。バージョン管理なしで IaaS API を使用する場合、または
    2021-07-15
    以外の値を割り当てる場合、要求ではバージョン 2019-01-15 が使用されます。
    ベスト プラクティスとして、
    2021-07-15
    に割り当てられた
    apiVersion
    クエリ パラメータを使用して IaaS API 要求をロックします。これにより、バージョン 2019-01-15 の提供が終了する前に最新バージョンにスムーズに移行できるようになります。Using Automation Assembler APIs to Build your Resource Infrastructureを参照してください。
  • その他の API の場合、
    apiVersion
    クエリ パラメータに任意の日付を指定できます。値を指定しない場合、要求ではデフォルトで最新の API バージョンが使用されます。ただし、後方互換性は保持されず、API が変更されると、API 応答に予期しない変更が発生する可能性があります。
    ベスト プラクティスとして、API 要求で
    apiVersion
    クエリ パラメータを使用し、API を Swagger 仕様に記載されている最新バージョンにロックします。新しい API バージョンが発表された場合は、
    apiVersion
    クエリ パラメータを新しいバージョンの値に変更して、そのバージョンにオプトインするタイミングを制御します。
次の例は、カタログ API で
apiVersion
クエリ パラメータを使用する方法を示しています。カタログ API のバージョンは、2020-08-25、2020-01-30、および 2019-01-15 です。追加の
apiVersion
クエリ パラメータを含めると、2020 年 1 月 30 日から 2020 年 8 月 24 日まで有効だった API バージョンへの呼び出しがロックされます。
GET https://appliance.domain.com/catalog/api/sources?apiVersion=2020-01-30
バージョン 2020-08-25 でリリースされた機能にオプトインする準備ができたら、
apiVersion
クエリ パラメータの値を変更します。
GET https://appliance.domain.com/catalog/api/sources?apiVersion=2020-08-25
apiVersion
クエリ パラメータを最新バージョンに設定すると、2020-08-25 以降に発生するカタログ API の更新も確実に取得されます。ただし、新しいバージョンが発表されるまで互換性を破る変更は行われません。これらの変更は、
apiVersion
クエリ パラメータの値を新しいバージョン以降と同等の日付に変更した場合にのみ行われます。
API バージョンは、
VMware Aria Automation
がリリースされるたびに変更されることはなく、すべてのサービスで同じになることもありません。使用するサービスの API バージョンを確認するには、
https://<
FQDN
>/automation-ui/api-docs
に移動し、カードをクリックして Swagger 仕様を開きます。

開発者による
VMware Aria Automation
API の使用方法

API サービスを呼び出すには、ブラウザ アプリケーションまたは HTTP クライアント アプリケーションを使用して要求を送信し、応答を確認します。通常、次のオープンソース アプリケーションが使用されます。
API の使用方法を確認するには、まず認証トークンを取得します。次に、このガイドの使用事例に記載されている手順を実行します。使用事例の要求の例には
curl
コマンドが含まれています。コマンドを使用するには、
curl
と共に
jq
コマンドライン JSON プロセッサがインストールされていることを確認します。
jq
パーサーにより、読みやすさが最適になるように、応答の書式が設定されます。
jq
のインストールの詳細については、https://stedolan.github.io/jq/ を参照してください。