オープン ソースの Telegraf のインストールと構成

オープン ソースの Telegraf をインストールして構成し、アプリケーションを監視します。
Telegraf は、構成ファイルで入力プラグイン(メトリックの取得元)と出力プラグイン(メトリックの送り先)を使用します。サポートされているすべてのプラグインは、Plugin Directory(プラグイン ディレクトリ)で確認できます。入力プラグインと出力プラグインは、Telegraf 構成ファイルと構成ディレクトリに書き込む必要があります。Telegraf 構成ファイル (telegraf.conf) は、使用可能なすべての Telegraf プラグインのリストです。
Telegraf では、
--config
フラグを使用して構成ファイルの場所を指定し、
--config-directory
フラグを使用して、指定されたディレクトリ内の
.conf
で終わるファイルをインクルードします。ほとんどの Linux システムで、メイン構成ファイルのデフォルトの場所は
/etc/telegraf/telegraf.conf
、構成ファイルのディレクトリのデフォルトの場所は
/etc/telegraf/telegraf.d
です。Windows プラットフォームの場合は、
telegraf zip
が展開された場所になります。
詳細については、Telegraf のドキュメントGet Started(はじめに)およびConfiguration Options(構成のオプション)を参照してください。Telegraf をダウンロードしてインストールすると、データの収集と送信を開始できます。データを収集して送信するには、Telegraf を構成する必要があります。以下の手順に従ってください。
  1. エンド ポイントにオープン ソース Telegraf をインストールします。インスタンスがインストールされている場合は、この手順をスキップできます。Telegraf の新しいインスタンスをダウンロードしてインストールするには、公式ドキュメントを参照し、https://www.influxdata.com/time-series-platform/telegraf/およびhttps://portal.influxdata.com/downloads/ から対応する OS バージョンを検索します。
    Windows プラットフォームの場合のみ、telegraf ファイルをダウンロードして展開した後、
    telegraf.exe
    および
    telegraf.conf
    ファイルの他に、
    telegraf.d
    という名前のフォルダを作成します。このフォルダは、ヘルパー スクリプトの実行とアプリケーションの監視に使用します。
  2. ヘルパー スクリプトを実行して、クラウド プロキシにデータを送信するように Telegraf を構成します。
    ヘルパー スクリプトを実行すると、
    cloudproxy-http.conf
    ファイルが作成され、出力プラグインがデータ送信に必要なプロパティとともにファイルに追加され、入力プラグインが OS メトリック用に更新されます。OS メトリックの構成テンプレートについては、を参照してください。
    cloudproxy-http.conf
    構成テンプレートの詳細については、を参照してください。
  3. オープン ソース Telegraf を使用すると、さまざまなタイプのアプリケーション サービスからメトリックを収集できます。
    • VMware Aria Operations
      のアプリケーション監視でサポートされているアプリケーション サービス(キュレーションされたプラグイン)がエンドポイントで実行されていて、このサービスを監視する場合は、Telegraf に必要な入力によって Telegraf の構成ファイルまたはディレクトリを更新します。
      サポートされているアプリケーション サービス(キュレーションされたプラグイン)のリストについては、サポートされているアプリケーション サービスを参照してください。構成のリストについては、サポートされているアプリケーション サービスの Telegraf 構成の詳細を参照してください。
    • サポート対象外の(キュレーションされていないプラグイン)アプリケーション サービスの場合は、Telegraf に必要な入力によって Telegraf の構成ファイルまたはディレクトリを更新します。詳細については、Telegraf のドキュメントのPlugin Directory(プラグイン ディレクトリ)を参照してください。たとえば、イーサネット デバイス統計情報(デバイス名は eth0)のデータを収集する場合は、Telegraf 構成ディレクトリに
      ethools.conf
      ファイルを作成し、次の内容を追加します(詳細については、ドキュメントのEthtool Input Plugin(Ethtool 入力プラグイン)を参照してください)。
      [[inputs.ethtool]] # List of interfaces to pull metrics for interface_include = ["eth0"]
    • telegraf-utils
      スクリプトがオープン ソースの Telegraf で実行されると、
      telegraf.d
      フォルダ内の
      cloudproxy-http.conf
      ファイルは上書きされます。他のカスタム入力プラグインの構成を保持するには、別の構成ファイル(
      postgres.conf
      など)を維持する必要があります。
  4. Telegraf を起動または再起動します。