ユーザー シナリオ:
VMware Aria Operations
オブジェクト グループのオブジェクトのバッジ アラートを評価する

VMware Aria Operations
では、グループのアラートを使用して、ホストおよび仮想マシンの子孫オブジェクトのサマリ アラート情報を確認します。このメソッドを使用すると、あるオブジェクトタイプの状態が他のオブジェクトタイプの状態にどのように影響するかを確認できます。
  • 仮想マシンとそれが実行しているホストを含むグループを作成します。たとえば、Sales Dept VMs and Hosts などとします。同様のグループを作成する方法の例については、
    VMware Aria Operations
    Configuration Guide
    を参照してください。
  • 仮想マシンとそれが実行しているホストを含むグループを作成します。たとえば、Sales Dept VMs and Hosts などとします。同様のグループを作成する方法の例については、
    VMware Aria Operations
    Configuration Guide
    を参照してください。
  • オブジェクト グループおよび関連する階層での
    概要
    タブの動作を確認します。「バッジ アラートと [サマリ] タブを使用したオブジェクト情報の評価」を参照してください。
あるネットワーク運用センターのエンジニアは、営業部門のホストと仮想マシンのグループの監視を担当しています。毎日のタスクの一部として、このエンジニアは、グループ内のオブジェクトの状態を調べ、生成されているアラートに基づいて、すぐに対処する必要のある問題または発生する可能性のある問題を特定します。オブジェクトのグループから始めて(具体的にはグループ内のホスト システム)、
概要
タブの情報を確認します。
この例では、グループには次のオブジェクト アラートが含まれます。
  • 健全性アラート:
    ホストでいくつかの仮想マシンが原因となってメモリ競合が発生しています。
  • リスク アラート:
    仮想マシンで慢性的に高いメモリ ワークロードが発生しています。
  • リスク アラート:
    仮想マシンは構成された制限を超える CPU を要求しています。
  • 効率アラート:
    仮想マシンに大きなディスク スナップショットがあります。
サマリ
タブでアラートを評価する次の方法は、
VMware Aria Operations
を使用するための例として示されるものであり、確定的なものではありません。環境に特化したトラブルシューティング スキルや知識により、どの方法が有効か判断してください。
  1. メニューで
    環境
    をクリックします。
  2. カスタム グループ
    タブをクリックし、たとえば
    Sales Dept VMs and Hosts
    グループをクリックします。
  3. ホストおよび関連する子仮想マシンのアラートを確認するには、左側のペインでたとえば
    ホスト システム
    をクリックし、左下のペインでホスト名をクリックします。
    サマリ
    タブには、健全性、リスク、および効率のバッジが表示されます。
  4. ホストの [概要] タブを表示して子仮想マシンも処理できるようにするには、左下のペインのホスト名の右側にある右矢印をクリックします。
  5. 左側のペインの上部にある
    vSphere ホストおよびクラスタ
    を選択します。
    子仮想マシンのアラートを処理するには、オブジェクト グループのメンバーとしてのホストではなく、vSphere ホストおよびクラスタ階層でのホストに
    概要
    タブでフォーカスが設定されている必要があります。
  6. リストのアラートに関する、アラートの詳細を表示するには、アラート名をクリックします。
    複数のオブジェクトが影響を受けている状態で、アラート リンクをクリックして詳細を表示すると、[健全性の問題] ダイアログ ボックスが表示されます。影響を受けるオブジェクトが 1 つだけの場合は、そのオブジェクトの
    アラート
    タブが表示されます。
  7. アラート
    タブで、推奨事項やトリガされたシンプトムの評価を始めます。
    このシナリオにおいて、生成されたこのアラートに対する推奨事項は、メモリ ワークロードの高い一部の仮想マシンをこのホストから使用可能なメモリの多いホストに移動することです。
  8. オブジェクトの
    概要
    タブに戻って子仮想マシンのアラートを確認するには、左側のペインにある戻るボタンをクリックします。
    ホストが再びオブジェクトの
    概要
    タブのフォーカスになります。子仮想マシンに生成されたアラートが、この後の表に表示されます。
  9. 各仮想マシン アラートをクリックし、
    アラート
    タブに表示される情報を評価します。
    仮想マシン アラート
    評価
    仮想マシンでは慢性的に高いメモリ ワークロードが発生しています。
    推奨事項は、この仮想マシンにメモリを追加することです。
    1 つ以上の仮想マシンで高いワークロードが発生している場合、おそらくこの状況がホスト メモリ競合アラートをもたらしています。これらの仮想マシンは、使用可能なメモリの多いホストへの移動の候補です。仮想マシンを移動すると、ホスト メモリ競合アラートおよび仮想マシン アラートが解決する可能性があります。
    仮想マシンは設定された制限を超える CPU を要求しています。
    推奨事項には、この仮想マシンでの CPU 制限を増やすこと、または除去することが含まれます。
    1 つ以上の仮想マシンが構成されているものより多くの CPU を要求していて、ホストでメモリの競合が発生している場合、ホストにかかる負荷を増やすことなく仮想マシンに CPU リソースを追加することはできません。これらの仮想マシンは、使用可能なメモリの多いホストへの移動の候補です。仮想マシンを移動すると、CPU 数を増やして仮想マシン アラートを解決でき、ホスト メモリ競合アラートが解決する能性があります。
  10. 推奨されるアクションを実行します。
アクションにより、仮想マシンとホストのアラートが解決する可能性があります。
数収集サイクルの後、Sales VMs and Hosts グループを見て、アラートがキャンセルされ、オブジェクトの
概要
タブに表示されなくなったかどうかを確認します。アラートがまだ表示されている場合は、トラブルシューティング ワークフローの例として「ユーザー シナリオ:[トラブルシューティング] タブのオプションを使用して問題の根本原因を調査する」を参照してください。