仮想マシンの問題をトラブルシューティングする際、トリガされたシンプトムを確認する

仮想インフラストラクチャ管理者は、顧客の苦情およびアラートに対応し、環境内のオブジェクトで発生した問題を特定します。
シンプトム
タブの情報を参考にして、トリガしたシンプトムが、レポートまたは特定された問題に寄与する条件を示すかどうかを判定します。
顧客からレポートされた仮想マシンのパフォーマンス低下の問題について調査する必要があります。仮想マシンの
アラート
タブで表示されるアラートは、
仮想マシンは、vSphere セキュリティ強化ガイドのリスク プロファイル 1 に違反しています
のみです。
仮想マシンの
キャパシティ
タブでは、メモリとディスク容量で問題が発生していることを特定しました。ここでは、仮想マシンでトリガしたシンプトムに注目します。
シンプトム
タブを使用して問題を評価する次の方法は、
VMware Aria Operations
を使用するための例として示されるものであり、確定的なものではありません。環境の特定の側面に関するトラブルシューティング スキルや知識により、どの方法が有効か判断してください。
  1. メニューで
    ダッシュボード
    をクリックし、左側のペインで
    VM のトラブルシューティング
    をクリックします。
  2. トラブルシューティングする仮想マシンを検索します。
    この例では、仮想マシンの名前は
    sales-10-dk
    です。
  3. 仮想マシンを選択した状態で、
    アラート
    タブをクリックし、
    シンプトム
    タブをクリックします。
  4. トリガしたシンプトムを確認し、評価します。
    オプション
    評価プロセス
    シンプトム
    トリガされたシンプトムのいずれかが、メモリまたはディスク容量で確認したクリティカルな状態に関連しているか。
    ステータス
    シンプトムはアクティブであるか、非アクティブであるか。非アクティブのシンプトムであっても、オブジェクトの過去の状態についての情報を得られます。非アクティブのシンプトムを追加するには、ツールバーの
    ステータス:アクティブ
    をクリックしてフィルタを削除します。
    作成日時
    シンプトムがトリガしたのはいつか。トリガしたシンプトムの時期は、他のシンプトムとどのように比較できるか。
    詳細情報
    トリガされたシンプトムと残り時間および残りキャパシティ バッジの状態との間の相関を特定できるか。
確認作業によって、トリガしたシンプトムが
vSphere セキュリティ強化ガイド
に定義された仮想マシンのコンプライアンス アラートに関連するかどうかを特定します。
VMware Aria Operations
に付属するコンプライアンス リスク プロファイルの 1 つである
vSphere
セキュリティ強化ガイド
というアラートに対して、違反シンプトムがトリガしました。
仮想マシンは、vSphere セキュリティ強化ガイドのリスク プロファイル 1 に違反しています
というコンプライアンス アラートで次のシンプトムがトリガしました:
  • 独立型の読み取り専用ディスクが使用されています
  • 自動ログオン機能が有効です
  • コピー/貼り付け操作が有効です
  • 権限がないユーザーとプロセスが、デバイスの削除、接続、および変更を実行できます
  • ゲストはホスト情報を受信できます
メモリおよび残り時間に関連する他のシンプトムもトリガしました。
  • ゲスト ファイル システムの全体的なディスク容量使用量がクリティカル限界に到達しています
  • 仮想マシンのディスク容量の残り時間が少なくなっています
  • 仮想マシンの CPU の残り時間が少なくなっています
  • ゲスト パーティションのディスク容量の使用量
  • 仮想マシンのメモリの残り時間が少なくなっています
タイムライン上のオブジェクトのシンプトムを確認します。「仮想マシンの問題をトラブルシューティングする際、タイムラインのシンプトムを比較する」を参照してください。
vSphere
セキュリティ強化ガイド
については、http://www.vmware.com/security/hardening-guides.htmlを参照してください。