ダッシュボードとビューを作成する
クラスタおよびホスト システムで将来発生する可能性がある問題の調査およびトラブルシューティングに役立つダッシュボードとビューを作成できます。これらのツールは、ホスト システムの問題を調査および解決するために使用したトラブルシューティング ソリューションを適用し、トラブルシューティング ツールとソリューションを将来使用できるようにします。
クラスタとホスト システムの健全性について最高情報責任者 (CIO) に報告を求められたときに、クラスタとホスト システムのステータスを表示するには、
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の [ホーム] ページにある決定サポート ダッシュボードを使用できます。たとえば次のことができます。 - クラスタ使用率ダッシュボードを使用して、クラスタの使用率インデックス、CPU デマンド、メモリ使用率などを確認します。このダッシュボードは、インターネット使用率とディスク I/O 操作も追跡します。
- [キャパシティ サマリ] ダッシュボードを使用して、環境のキャパシティの合計、システム全体のキャパシティと残り時間、および CPU、メモリ、ストレージの残りキャパシティを追跡します。このダッシュボードには、CPU、メモリ、ストレージが不足している上位 10 クラスタのリストもそれぞれ含まれています。追加の詳細を確認できます。
- [キャパシティの最適化] ダッシュボードを使用して、CPU、ディスク、およびメモリのプロビジョニング済みキャパシティ レベルを調査し、CPU、データセンター、無駄なスナップショット、および仮想メモリから再利用可能な潜在的なキャパシティを確認します。
クラスタとホスト システムのステータスをトラックするために独自のダッシュボードを作成する必要があることもあります。
ネットワーク運用センター環境で作業していて複数のモニターがある場合は、
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の複数のインスタンスを実行できます。多くのインスタンスを実行することで、各ダッシュボードに専用のモニターを割り当てて、オブジェクトのステータスを視覚的に追跡できます。 - 左側のメニューで可視化をクリックし、ダッシュボードをクリックします。既存のダッシュボードのリストに目を通し、クラスタとホスト システムをトラックする手段としてクラスタとホスト システムのダッシュボードを使用できるかどうかを判断します。
- セルフ トラブルシューティングダッシュボードをクリックして、ダッシュボードに含まれているウィジェット(オブジェクト タイプ、オブジェクトの選択、メトリック ピッカー、およびメトリック チャート)を確認します。オブジェクト リスト、アラート リスト、ヒート マップ、トップ N の各ウィジェットを追加することで、オブジェクト リスト ウィジェットで選択したホスト システムのステータスを簡単に精査できます。オブジェクト リスト ウィジェットで選択したオブジェクトが、他のウィジェットのデータ表示対象オブジェクトになるように、ウィジェットの相互作用を構成します。
- ホスト システムの健全性を監視してアラートを生成するために、ウィジェットが存在する新しいダッシュボードを作成して構成します。
- ダッシュボード ビューの上で、作成をクリックします。
- [新規ダッシュボード] ワークスペースで、[ダッシュボード名] にSystem Healthと入力し、他のデフォルト設定はそのままにします。
- [ウィジェット リスト] ワークスペースで、オブジェクト リスト ウィジェットを追加し、ホスト システム オブジェクトを表示するようにこのウィジェットを構成します。
- ダッシュボードにアラート リスト ウィジェットを追加し、ホスト システムのキャパシティに差し迫ったリスクがあるときにキャパシティ アラートを表示するようにこのウィジェットを構成します。
- ヒート マップ ウィジェットと トップ N ウィジェットを追加します。
- [ウィジェットの相互作業] ワークスペースで、一覧表示されているウィジェットごとに、他のウィジェットにデータを送るプロバイダとしてオブジェクト リスト ウィジェットを選択し、相互作用の適用をクリックします。
- [ダッシュボードのナビゲーション] ワークスペースで、選択されているウィジェットからデータを受け取るダッシュボードを選択し、ナビゲーションの適用をクリックします。
VMware Aria Operationsがデータを収集した後、ホスト システムのキャパシティに関する問題が発生する場合は、新しいダッシュボードのアラート リスト ウィジェットに、ホスト システム用に構成されているアラートが表示されます。
情報を他と共有する準備をし、拡張や新しいプロジェクトに向けて計画を立て、ポリシーを使用して環境内のすべてのオブジェクトを継続的に監視します。拡張や新しいプロジェクトの計画を立てるには、『』の「キャパシティ最適化の仕組み」を参照してください。レポートの生成およびポリシーの作成とカスタマイズを実行するには、『』を参照してください。
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