VMware Cloud Foundation 内の VxRail クラスタのストレッチ

この手順では、2 つのアベイラビリティ ゾーンにまたがって VxRail クラスタをストレッチする方法について説明します。管理ドメインまたは VI ワークロード ドメイン内の vSAN クラスタ(OSA のみ)をストレッチできます。
  • vCenter Server が動作していることを確認します。
  • 管理ドメインまたは VI ワークロード ドメインの展開オプションが含まれた『プランニングおよび準備ガイド』が完成していることを確認します。
  • 環境が『プランニングおよび準備ガイド』の「前提条件チェックリスト」シートに記載されている要件を満たしていることを確認します。
  • 各アベイラビリティ ゾーンのホストが同数になるように、十分な数のホストがあることを確認します。これは、1 つのアベイラビリティ ゾーンが完全に停止した場合に十分なリソースが確保されるようにするためです。
  • vSAN 監視ホストを展開および構成します。vSAN Witness(監視)ホストの展開および構成を参照してください。
  • VI ワークロード ドメイン内のクラスタをストレッチする場合は、デフォルトの管理 vSphere クラスタがストレッチされている必要があります。
次の条件ではクラスタをストレッチできません。
  • クラスタは vSAN ESA を使用します。
  • クラスタに vSAN リモート データストアがマウントされている。
  • クラスタが vSAN ストレージ ポリシーを他のクラスタと共有している。
例として、オフィスの敷地内にある 2 棟の建物に AZ1 と AZ2 という 2 つのアベイラビリティ ゾーンがあるユースケースについて考えます。各アベイラビリティ ゾーンには、専用の電源とネットワークがあります。管理ドメインは、AZ1 にあり、デフォルトのクラスタ SDDC-Cluster1 を含んでいます。このクラスタには 4 台の ESXi ホストが含まれています。
VSAN ネットワーク
VLAN ID = 1623
MTU = 9000
ネットワーク = 172.16.234.0
ネットマスク 255.255.255.0
ゲートウェイ 172.16.23.253
IP アドレス範囲 = 172.16.23.11~172.16.234.59
vMotion ネットワーク
VLAN ID = 1622
MTU = 9000
ネットワーク = 172.16.22.0
ネットマスク 255.255.255.0
ゲートウェイ 172.16.22.253
IP アドレス範囲 = 172.16.22.11~172.16.22.59
AZ2 には 4 台の ESXi ホストがありますが、まだ
インベントリには含まれていません。
管理ドメイン内のデフォルトのクラスタ
SDDC-Cluster1
を AZ1 から AZ2 にストレッチします。
クラスタのストレッチの例
ストレッチ クラスタの例
VMware Cloud Foundation on Dell VxRail のクラスタをストレッチするには、次の手順を実行します。
  1. SSH ファイル転送ツールを使用して
    initiate_stretch_cluster_vxrail_
    <version>
    .py
    /home/vcf/
    ディレクトリにコピーします。
  2. SSH を用い、展開パラメータ ワークブックで指定したユーザー名
    vcf
    とパスワードを使用して
    にログインします。
  3. スクリプト オプションの詳細については、
    -h
    オプションを指定してスクリプトを実行してください。
    python initiate_stretch_cluster_vxrail_
    <version>
    .py -h
  4. 次のコマンドを実行して、ストレッチするクラスタを準備します。コマンドは、優先サイトで実行する仮想マシンのアフィニティ ルールを作成します。
    python initiate_stretch_cluster_vxrail_
    <version>
    .py --workflow prepare-stretch --sc-domain
    <SDDC-valid-domain-name>
    --sc-cluster
    <valid-cluster-name>
    <SDDC-valid-domain-name>
    および
    <valid-cluster-name>
    をご使用の環境の正しい値に置き換えます。例:
    python initiate_stretch_cluster_vxrail_
    <version>
    .py --workflow prepare-stretch --sc-domain wdc1-workflowspec-vxrail --sc-cluster VxRail-Virtual-SAN-Cluster-8d2c9f37-e230-4238-ab35-cafd5033a59e
    プロンプトが表示されたら、SSO のユーザー名とパスワードを入力します。
    ワークフローがトリガされたら、SDDC Manager ユーザー インターフェイスでタスクのステータスを追跡します。タスクが失敗した場合は、問題をデバッグして修正し、
    からタスクを再試行します。もう一度スクリプトを実行しないでください。
  5. VxRail vCenter Server プラグインを使用して、VxRail Manager クラスタ拡張ワークフローを実行することにより、アベイラビリティ ゾーン 2 のホストをクラスタに追加します。
  6. 次のコマンドを実行して、クラスタをストレッチします。
    python initiate_stretch_cluster_vxrail_
    <version>
    .py --workflow stretch-vsan --sc-domain
    <SDDC-valid-domain-name>
    --sc-cluster
    <valid cluster name which is a part of the domain to be stretched>
    --sc-hosts
    <valid host names>
    --witness-host-fqdn
    <witness host/appliance IP or fqdn>
    --witness-vsan-ip
    <witness vsan IP address>
    --witness-vsan-cidr
    <witness-vsan-network-IP-address-with-mask>
    <SDDC-valid-domain-name>
    <ストレッチされるドメインの一部である有効なクラスタ名>
    <有効なホスト名>
    <監視 vSAN の IP アドレス>
    <Witness(監視)ホスト/アプライアンスの IP アドレスまたは FQDN>
    <監視 vSAN の IP アドレス>
    、および
    <witness-vsan-network-IP-address-with-mask>
    をご使用の環境の正しい値に置き換えます。例:
    python initiate_stretch_cluster_vxrail_
    <version>
    .py --workflow stretch-vsan --sc-domain wdc1-workflowspec-vxrail --sc-cluster VxRail-Virtual-SAN-Cluster-8d2c9f37-e230-4238-ab35-cafd5033a59e --sc-hosts wdc3-005-proxy.vxrail.local --witness-host-fqdn 172.16.10.235 --witness-vsan-ip 172.16.20.235 --witness-vsan-cidr 172.16.20.0/24
  7. プロンプトが表示されたら、次の情報を入力します。
    • SSO ユーザー名とパスワード
    • ESXi ホストの root ユーザー パスワード
    • 優先(プライマリ)サイトと非優先(セカンダリ)サイトの vSAN ゲートウェイ IP アドレス
    • 優先(プライマリ)サイトと非優先(セカンダリ)サイトの vSAN CIDR
    • 非優先サイトのオーバーレイ VLAN の VLAN ID
    • IP アドレス プールの詳細(サポートされていて必要な場合)
    • ホストの SSH サムプリントの確認
    ワークフローがトリガされると、タスクは
    で追跡されます。タスクが失敗した場合は、問題をデバッグして修正し、
    から再試行します。もう一度スクリプトを実行しないでください。
  8. クラスタに追加されている AZ2 ホストの進行状況を監視します。
    1. で、
      すべてのタスクを表示
      をクリックします。
    2. ウィンドウを更新して、ステータスを監視します。
  9. vSphere Web Client にログインして、ストレッチ クラスタの操作が正常に機能していることを確認します。
    1. vSAN の健全性を確認します。
      1. ホーム画面で、
        ホストおよびクラスタ
        をクリックしてから、ストレッチ クラスタを選択します。
      2. 監視
        vSAN
        Skyline の健全性
        の順にクリックします。
      3. 再テスト
        をクリックします。
      4. エラーがある場合は修正します。
    2. vSAN ストレージ ポリシーを検証します。
      1. ホーム画面で、
        ポリシーおよびプロファイル
        仮想マシン ストレージ ポリシー
        vSAN デフォルト ストレージ ポリシー
        の順にクリックします。
      2. ストレッチ クラスタについて vCenter Server に関連付けられているポリシーを選択し、
        コンプライアンスの確認
        をクリックします。
      3. 仮想マシンのコンプライアンス
        をクリックして、各仮想マシンの
        コンプライアンス ステータス
        列を確認します。
      4. エラーがある場合は修正します。