SDDC Manager 5.0 での更新の事前チェックの実行

更新バンドルを適用する前に、SDDC Manager 5.0 で事前チェックを実行して、環境が更新の準備ができていることを確認する必要があります。
vCenter Server のバンドルレベルの事前チェックは、
VMware Cloud Foundation
5.0 で使用できます。
ESXi のバンドルレベルの事前チェックは、マイナーバージョンのアップグレード(たとえば、ESXi 7.x から 7.y、または ESXi 8.x から 8.y)でのみ機能するため、これらの事前チェックは
VMware Cloud Foundation
5.0 では実行されません。
で vSAN Skyline Health アラートを停止すると、
により関連する事前チェックがスキップされ、スキップされた事前チェックが表示されます。
事前チェックのリストア
をクリックして、停止された事前チェックを含めます。例:vSAN Skyline Health で停止されたアラートの例。
また、
で失敗した vSAN の事前チェックを停止するには、
事前チェックの停止
をクリックします。停止された事前チェックでは、警告がトリガされたり、アップグレードがブロックされたりすることはありません。
アラートが正しくないことがわかっている場合にのみ、アラートをミュートします。修正が必要な実際の問題については、アラートを停止しないでください。
  1. ナビゲーション ペインで、
    インベントリ
    ワークロード ドメイン
    の順にクリックします。
  2. [ワークロード ドメイン] 画面で、事前チェックを実行するワークロード ドメインをクリックします。
  3. ドメインのサマリ画面で、
    更新
    タブをクリックします。
    (次の図はサンプル のスクリーンショットであり、現在の製品バージョンを反映していない可能性があります。)
    このスクリーンショットは、管理ドメインのサマリ画面です。[更新] タブが選択され、最新の事前チェック情報が表示されています
    アップグレードを実行する前に、ワークロード ドメインを事前チェックすることをお勧めします。
  4. 事前チェックの実行
    をクリックして、事前チェックするワークロード ドメイン内のコンポーネントを選択します。
    1. 事前チェックは、vCenter Server または vSphere クラスタでのみ実行できます。デフォルトでは、ワークロード ドメイン内のすべてのコンポーネントが選択されています。特定のコンポーネントの事前チェックを実行するには、
      カスタム選択。
      を選択します。
      すべてのコンポーネントを事前チェックするように選択されています。
      on Dell EMC VxRail の場合は、VxRail Manager で事前チェックを実行できます。
    2. 使用可能な保留中のアップグレード バンドルがある場合、[ターゲット バージョン] ドロップダウンには [全般的なアップグレード準備] と、アップグレードに使用できる
      VMware Cloud Foundation
      バージョンが表示されます。使用可能な
      VMware Cloud Foundation
      のアップグレード バージョンがある場合は、ホスト、vCenter Server などのバンドル レベルの事前チェックなどの追加チェックが行われます。バージョン固有の事前チェックでは、使用可能なアップグレード バンドルがダウンロードされたコンポーネントでのみ事前チェックが実行されます。[ターゲット バージョン] ドロップダウン
  5. 事前チェックが開始されると、事前チェックの進行状況と事前チェックが開始された時刻を示す進行状況メッセージが表示されます。
    事前チェックは [処理中]、72% 完了として、事前チェックが開始された日時と一緒に表示されます。
    並行事前チェック ワークフローがサポートされます。複数のドメインを事前チェックする場合は、手順 5 の完了を待たずに、各ドメインに対して手順 1 ~ 5 を繰り返すことができます。
  6. 事前チェックが完了すると、レポートが表示されます。
    すべて
    エラー
    警告
    停止
    をクリックして、結果をフィルタリングして参照します。
    事前チェック レポートには、パス、エラー、警告、および停止状態のリソースの数が表示されます。
  7. タスクの詳細を表示するには、展開矢印をクリックします。
    事前チェック タスクが失敗した場合は、問題を修正し、
    事前チェックを再試行
    をクリックしてタスクを再度実行します。
    失敗したすべてのリソースの再試行
    をクリックして、失敗したすべてのタスクを再試行することもできます。
  8. vSphere Lifecycle Manager を使用して VI ワークロード ドメインを更新するときに ESXi ホストにドライバの非互換性の問題が表示される場合は、次の手順を実行します。
    1. HCL の問題が発生しているコントローラを特定します。
    2. 特定したコントローラについて、ソースおよびターゲットの ESXi バージョンでサポートされているドライバとファームウェアのバージョンを特定します。
    3. 必要な場合は、ファームウェアをアップグレードします。
    4. ESXi ホストでドライバを手動でアップグレードし、アップグレードが失敗したタスクを再試行します。
  9. 固定された仮想マシンを含むホストがワークロード ドメインに含まれている場合、メンテナンス モードへの切り替え手順で事前チェックが失敗します。vCenter Server ユーザー インターフェイスを使用してホストをメンテナンス モードに切り替えることができる場合は、以下の手順に従って、VMware Cloud Foundation での
    と ESXi のチェックを抑制することができます。
    1. ユーザー名 vcf とパスワードを使用して、SSH (Secure Shell) クライアントを使用して SDDC Manager にログインします。
    2. /opt/vmware/vcf/lcm/lcm-app/conf/application-prod.properties
      ファイルを開きます。
    3. ファイルの最後に次の行を追加します。
      lcm.nsxt.suppress.dry.run.emm.check=true
      lcm.esx.suppress.dry.run.emm.check.failures=true
    4. コンソール ウィンドウで次のコマンドを入力して、
      を再起動します。
      systemctl restart lcm
    5. が再起動されたら、事前チェックを再度実行します。
事前チェックの結果は、[アップグレードの事前チェックの詳細] ウィンドウの上部に表示されます。
詳細の終了
をクリックすると、事前チェックの結果が [更新] タブの [事前チェック] セクションの上部に表示されます。
続行する前に事前チェックの結果が緑色で表示されていることを確認してください。事前チェックに失敗してもアップグレードは続行できませんが、更新が失敗する可能性があります。