ストレージ プロバイダ設定の変更

アレイ ベース レプリケーションの場合、SAN プロバイダは、
Site Recovery Manager
とストレージ レプリケーション アダプタ(SRA)間のインターフェイスです。SRA によっては、デフォルトの SAN プロバイダの値を変更する必要があります。
Site Recovery Manager
の SAN プロバイダに関するデフォルトのタイムアウト値などの動作を変更できます。
再署名、データストア名の修正、ホストの再スキャン カウント、および秒単位のタイムアウトの設定を変更することができます。これらの値の詳細については、アレイ ベンダーの SRA のドキュメントを参照してください。
  1. vSphere Client
    で、
    Site Recovery
    Site Recovery を開く
    の順にクリックします。
  2. Site Recovery
    ホーム タブでサイトのペアを選択して、
    詳細表示
    をクリックします。
  3. 左側のペインで
    構成
    詳細設定
    ストレージ プロバイダ
    の順にクリックします。
  4. サイトを選択し、
    編集
    をクリックして、ストレージ プロバイダの設定を変更します。
    オプション
    操作
    重複するボリュームのある LUN を分離および再接続するように
    Site Recovery Manager
    を設定する。デフォルト値は true です。
    スライダを移動して、
    storageProvider.autoDetachLUNsWithDuplicateVolume
    の値を変更します。
    テストおよびリカバリ中に
    ESXi
    ホストの
    LVM.EnableResignature
    フラグを設定する。デフォルト値は 0 です。
    storageProvider.autoResignatureMode
    テキスト ボックスに、フラグを無効にするには
    0
    、有効にするには
    1
    、無視するには
    2
    と入力します。デフォルト設定は 0 です。このフラグを 1 に設定すると、
    Site Recovery Manager
    は、
    Site Recovery Manager
    が管理しないボリュームを含む既知のすべての VMFS スナップショット ボリュームに再署名します。フラグ設定を 0 のままにすると、
    Site Recovery Manager
    は、管理対象の VMFS スナップショット ボリュームにのみ再署名します。
    LUN の一括接続操作が各
    ESXi
    ホストで完了するまで待機するタイムアウトを秒単位で変更する。デフォルト値は 3,600 秒です。
    storageProvider.batchAttachTimeoutSec
    テキスト ボックスに値を入力します。
    LUN の一括接続解除操作が各
    ESXi
    ホストで完了するまで待機するタイムアウトを秒単位で変更する。デフォルト値は 3,600 秒です。
    storageProvider.batchDetachTimeoutSec
    テキスト ボックスに値を入力します。
    VMFS ボリュームがマウントされるまでの
    Site Recovery Manager
    の待機間隔を変更する。デフォルト値は 3,600 秒です。
    storageProvider.batchMountTimeoutSec
    テキスト ボックスに別の値を入力します。この値は、マウントするのに長時間かかる VMFS ボリュームを
    Site Recovery Manager
    がチェックすることによりタイムアウトが発生した場合に変更します。この設定は、
    Site Recovery Manager
    5.5.1 以降で使用可能です。
    VMFS ボリュームがマウント解除されるまでの
    Site Recovery Manager
    の待機間隔を変更する。デフォルト値は 3,600 秒です。
    storageProvider.batchUnmountTimeoutSec
    テキスト ボックスに別の値を入力します。この値は、マウント解除するのに長時間かかる VMFS ボリュームを
    Site Recovery Manager
    がチェックすることによりタイムアウトが発生した場合に変更します。この設定は、
    Site Recovery Manager
    5.5.1 以降で使用可能です。
    VMFS/NFS ボリュームの一括マウント解除の再試行回数を設定する。デフォルトは 3 回です。
    storageProvider.datastoreUnmountRetryCount
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    Site Recovery Manager
    がデータストアのアンマウントを試行する前に待機する間隔を変更します。デフォルトは 1 秒です。
    storageProvider.datastoreUnmountRetryDelaySec
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    テストおよびリカバリ中に、SRA の応答を受信してから、
    ESXi
    ホスト上でデータストアを取得するまでに待機する時間を秒単位で変更します。この設定は、SCSI デバイスがない場合のみ適用されます。デフォルト値は 0 です。
    storageProvider.fetchDatastoreDelaySec
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    リカバリの正常完了時に、リカバリ データストア名につけたプリフィックス
    snap-
    xx
    を強制的に削除する。デフォルト値は false です。
    スライダを移動して、
    storageProvider.fixRecoveredDatastoreNames
    の値を変更します。
    Site Recovery Manager
    がリカバリされたデータストアの名前に
    snap-
    xx
    プリフィックスを適用する前に待機する時間を変更します。デフォルト値は 0 秒です。
    storageProvider.fixRecoveredDatastoreNamesDelaySec
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    SMP FT 仮想マシン データストア コンプライアンス チェックの時間間隔を変更します。デフォルト値は 300 秒です。
    storageProvider.ftVmComplianceCheckInterval
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    テストおよびリカバリ中にホスト スキャンを遅らせる。デフォルト値は 0 秒です。
    SRA は、
    ESXi
    ホストでリカバリ サイトの昇格ストレージ デバイスが利用可能になる前に、応答を
    Site Recovery Manager
    に送信できます。
    Site Recovery Manager
    は、SRA から応答を受信すると、ストレージ デバイスを再スキャンします。ストレージ デバイスの準備がまだ完了していないと、
    ESXi
    ではそれらが検出されず、
    Site Recovery Manager
    では、再スキャンするときにレプリケートされたデバイスが見つかりません。データストアは作成されず、復旧された仮想マシンは見つかりません。
    ESXi
    ホストで使用可能になるまでストレージ再スキャンの開始を遅らせるには、
    storageProvider.hostRescanDelaySec
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    データストアが使用できない問題が発生した場合は、この値のみを変更します。
    テストおよびリカバリ中にホスト スキャンを繰り返す。デフォルト値は 1 です。
    storageProvider.hostRescanRepeatCnt
    テキスト ボックスに別の値を入力します。一部のストレージ アレイでは、たとえば、フェイルオーバーされた LUN のスナップショットを検出するため、複数回の再スキャンが必要です。前のリリースでは、
    storageProvider.hostRescanRepeatCnt
    パラメータを使用してリカバリの遅延を設定していた可能性があります。その代わりに、
    storageProvider.hostRescanDelaySec
    パラメータを使用してください。
    各 HBA 再スキャンが完了するまでの
    Site Recovery Manager
    の待機間隔を変更する。デフォルト値は 300 秒です。
    storageProvider.hostRescanTimeoutSec
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    Site Recovery Manager
    が VMFS ボリュームの再署名を試行する回数を設定する。デフォルト値は 1 です。
    storageProvider.resignatureFailureRetryCount
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    VMFS ボリュームに再署名する場合のタイムアウトを設定する。デフォルト値は 900 秒です。
    storageProvider.resignatureTimeoutSec
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    storageProvider.hostRescanTimeoutSec
    設定を変更する場合は、
    storageProvider.resignatureTimeoutSec
    設定の値を
    storageProvider.hostRescanTimeoutSec
    で使用するのと同じタイムアウト値まで増加します。
    Storage vMotion の完了後に
    Site Recovery Manager
    での VMX ファイル候補から除外する VMX ファイル パスを指定する。デフォルト値は .snapshot です。
    storageProvider.storageVmotionVmxFilePathsToSkip
    テキスト ボックスでコンマ区切りの文字列のリストを入力して、Storage vMotion の完了後に無視する VMX ファイル パスを指定します。
    Site Recovery Manager
    は、Storage vMotion の完了後に、これらの文字列を 1 つ以上含む VMX ファイル パスを VMX ファイルの候補として見なしません。
    対応するリモート拡張デバイスと一致するようにローカル拡張デバイスのタイムアウトを秒単位で設定する。デフォルトは300秒です。
    storageProvider.stretchedDevicesMatchTimeout
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    ホスト当たりの並列 xVC-vMotion リクエストの数を設定する。この制限は、ソース ホストとターゲット ホストの両方に適用されます。デフォルト値は 2 です。
    storageProvider.vmMigrationLimitPerHost
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    新たに検出されたデータストアがアクセス可能になるまで待機するタイムアウトを秒単位で設定する。デフォルト値は 60 秒です。
    storageProvider.waitForAccessibleDatastoreTimeoutSec
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    Site Recovery Manager
    がリカバリ後にデータストアの検出を待機するように設定します。デフォルト値は false です。
    スライダを移動して、
    storageProvider.waitForDeviceRediscovery
    の値を true に変更します。
    Site Recovery Manager
    がフェイルオーバー後にデータストアの検出を待機するように設定します。デフォルト値は true です。
    スライダを移動して、
    storageProvider.waitForDeviceRediscoveryAfterPrepareFailover
    の値 を false に変更します。
    Virtual Center が新たに検出されたデータストアを報告するまで待機するタイムアウトを秒単位で設定する。デフォルト値は 30 秒です。
    storageProvider.waitForRecoveredDatastoreTimeoutSec
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
    VMFS ボリュームがマウントされるまで Site Recovery Manager が待機する時間間隔を秒単位で設定する。デフォルト値は 30 秒です。
    storageProvider.waitForVmfsVolumesMountedStateTimeoutSec
    テキスト ボックスに別の値を入力します。
  5. 変更内容を保存するには、
    OK
    をクリックします。