Google Cloud VMware Engine
コスト管理
Last Updated January 23, 2025

IT チームは、
Google Cloud VMware Engine
からインフラストラクチャを購入します。今後は、これらの費用(CPU、メモリ、ストレージ)を、
Google Cloud VMware Engine
のコスト割り当てを使用してアプリケーション チームに転送できます。コスト割り当てメカニズムを使用すると、特定の仮想マシン (VM) の CPU、メモリ、およびストレージに関連する費用を確認できるため、クラウド インフラストラクチャに関連する全体的なコストを判断できます。

Google Cloud VMware Engine
- 注意事項

  • Google Cloud VMware Engine
    コスト計算機能を使用するには、
    Google Cloud VMware Engine
    アダプタの [詳細設定] セクションで
    請求が有効
    オプションを
    true
    に設定する必要があります。
    false
    に設定すると、リファレンス コストに基づいてコストが計算されます。同様に、
    Google Cloud VMware Engine
    アダプタ インスタンスのいずれかのプロジェクトが CSP 更新トークンなしで構成されている場合、コスト計算はリファレンス コストに基づきます。[請求が有効] および [CSP 更新トークン] オプションの詳細については、VMware Aria Operations での Google Cloud VMware Engine インスタンスの構成を参照してください。
  • GCVEBill オブジェクト タイプは、
    Google Cloud VMware Engine
    アダプタ インスタンスの複数のプロジェクトに関連付けられています。正確にコスト計算するには、GCVEBill オブジェクト タイプのすべてのプロジェクトを
    VMware Aria Operations
    で構成する必要があります。
  • アダプタ インスタンスに関連付けられた GCVEBill オブジェクト タイプがプロジェクトにない場合、コスト計算はリファレンス コスト計算に基づきます。
  • すべてのプロジェクトに対して、スーパー ユーザー アカウントと同様に、共通の単一のサービス アカウント JSON を作成して使用できます。単一のサービス アカウント JSON の構成の詳細については、VMware Aria Operations での Google Cloud VMware Engine インスタンスの構成を参照してください。
  • 請求費用または参照ベースの費用は、CPU : メモリ : ストレージ比率に分割され、財務会計モデルのコスト設定 トピックから比率、リージョン、割引を編集できます。
  • 請求費用は、クラスタが属するリージョンに基づいてクラスタに割り当てられます。
    請求費用の一部(
    VMware Aria Operations
    のコンポーネント リソース オブジェクトに関連付け)は、すべてのクラスタを対象にして分割されます。現時点では、
    VMware Aria Operations
    が全種類の費用を把握していないためです。
  • Google Cloud VMware Engine
    の請求通貨の形式が
    VMware Aria Operations
    の通貨形式と異なる場合、
    Google Cloud VMware Engine
    請求書は
    VMware Aria Operations
    の通貨形式に変換され、クラスタと仮想マシンで公開されます。変換係数は、
    Google Cloud VMware Engine
    アダプタ インスタンス リソース オブジェクトの下にプロパティとして表示されます。
  • 選択されるリファレンス ベースのコストは、常にオンデマンドです。たとえば、
    Google Cloud VMware Engine
    vCenter Server を
    VMware Aria Operations
    に直接追加します。
    Google Cloud VMware Engine
    の場合、クラウド タイプを
    Google Cloud VMware Engine
    と設定すると、デフォルトで米国東部(北バージニア)のリファレンス コストが選択されます。
参照ベースのコスト計算と請求ベースのコスト計算を選択する場合は、次の重要な点を考慮する必要があります。
  • 参照ベースのコスト計算の場合は、ホストを本番ホスト、ホスト タイプをオンデマンドと見なして、コスト割り当て用の基準レートを取得します。ホスト タイプがサブスクリプション ベースの場合でも、引き続きホスト タイプをオンデマンドと見なしてコスト計算を行います。
  • 組織内に未構成のプライベート クラウドがある場合、
    VMware Aria Operations
    に組織内のホストの一部が表示されないことがあります。したがって、コストを計算するためにホストのリストを使用する請求ベースのコスト算出を使用する場合は、正しい基準レートを計算できないことがあります。
  • Google Cloud VMware Engine
    請求書の費用は、仮想マシン レベルで CPU、メモリ、およびストレージに対して公平な割り当てアルゴリズムを使用して配分されます。正確なコストの数値を得るには、すべてのプライベート クラウドを指定した組織で構成する必要があります。
  • 請求書に基づき、新しく計算された基準レートを使用して
    Google Cloud VMware Engine
    をターゲット クラウドとしてワークロード プランニングを実行できます。

Google Cloud VMware Engine
コスト割り当ての仕組み

Google Cloud VMware Engine
コストの割り当ては、
VMware Aria Operations
で定義されている次のイベント シーケンスのとおりに実行されます。
  • vCenter Server と
    Google Cloud VMware Engine
    のアダプタを使用して
    Google Cloud VMware Engine
    のインベントリを検出します。
  • Google Cloud VMware Engine
    ネイティブ アダプタを使用して、VMware Cloud Services Platform (CSP) から
    Google Cloud VMware Engine
    の請求書を取得します。
  • おおよその値を使用して、クラスタあたりの費用を特定します。
  • 総コスト値を使用して、CPU、メモリ、およびストレージ基準レートを決定します。
  • キャパシティ モデルに応じて、割り当てまたは使用率の基準レートを仮想マシンに適用します。