サービスおよびアプリケーション検出の構成Last Updated January 23, 2025
アプリケーションとサービスおよびその関係を検出し、基本的な監視にアクセスするには、適切な権限を持つゲスト OS の認証情報を提供するか、認証情報を使用しない方法でサービスを検出することができます。
- vCenter アダプタ インスタンスを構成し、サービスを検出するために使用されるのと同じvCenter Serverを監視する必要があります。認証情報ベースのサービス検出では、構成されたvCenter Serverユーザーに次の権限が必要です。
- キー:VirtualMachine.GuestOperations.ModifyAliases、ローカライズ:[ゲスト操作] -> [ゲスト操作のエイリアス変更]
- キー:VirtualMachine.GuestOperations.QueryAliases、ローカライズ:[ゲスト操作] -> [ゲスト操作のエイリアス クエリ]
- キー:VirtualMachine.GuestOperations.Modify、ローカライズ:[ゲスト操作] -> [ゲスト操作の変更]
- キー:VirtualMachine.GuestOperations.Execute、ローカライズ:[ゲスト操作] -> [ゲスト操作のプログラム実行]
- キー:VirtualMachine.GuestOperations.Query、ローカライズ:[ゲスト操作] -> [ゲスト操作のクエリ]
認証情報なしのサービス検出では、構成されたvCenter Serverユーザーに次の権限が必要です。- キー: VirtualMachine.Namespace.Management、ローカライズ:[サービス構成] -> [サービス構成の管理]
- キー:VirtualMachine.Namespace.ModifyContent、ローカライズ:[サービス構成] -> [サービス構成の変更]
- キー:VirtualMachine.Namespace.Query、ローカライズ:[サービス構成] -> [サービス構成の照会]
- キー:VirtualMachine.Namespace.ReadContent、ローカライズ:[サービス構成] -> [サービス構成の読み取り]
- サービスが検出される必要がある仮想マシンをホストしている ESXi インスタンスには、サービス検出アダプタ インスタンスが構成されているコレクタ ノードからのポート 443 への HTTPS アクセスが必要です。
- 次のタイプのコマンドとユーティリティが使用されていることを確認します。タイプコマンドとユーティリティUNIX オペレーティング システムサービスの検出ps、ss、およびtopパフォーマンス メトリックの収集:awk、csh、ps、pgrep、およびprocfs(ファイル システム)Windows オペレーティング システムサービスの検出wmic、netstat、findstr、net、reg、およびsortVMware Tools バージョン 12.3.0 以降では、認証情報を使用しない検出の場合はバッチ スクリプトではなく PowerShell スクリプトが使用されるようになりました。詳細については、「Windows Client の非推奨機能」を参照してください。Windows 仮想マシンで認証情報を使用しない検出と VMware Tools バージョン 12.3.0 以降を使用している場合は、次のモジュールが OS にインストールされていることを確認します。
- Microsoft.PowerShell.Core(デフォルト)
- Microsoft.PowerShell.Utility
- Microsoft.PowerShell.Management
- SmbShare(ネット共有の場合)
- netstat ユーティリティ
また、OS のバージョンが Windows Server 2008R2 SP2 以降であることも確認します。パフォーマンス メトリックの収集wmic、typeperf、およびtasklist - ユーザー アクセスの制限
- Linux オペレーティング システムの場合は、ユーザーが root またはsudoユーザー グループのメンバーであることを確認します。非 root ユーザーの場合は、/etc/sudoersファイルでNOPASSWDオプションを有効にして、メトリック コレクタ スクリプトがパスワードのインタラクティブ入力を待たないようにする必要があります。特定の sudo ユーザーに対してNOPASSWDオプションを有効にする手順:
- 特定の仮想マシンに root ユーザーとしてログインします。
- sudo visudoコマンドを実行してエディタを開きます。
- コマンド セクションで、username ALL=(ALL) NOPASSWD:<ss path>, <awk path>, <netstat path> を追加します。username は、このオプションを有効にする既存のユーザー名に置き換える必要があります。例:vmware ALL=(ALL) NOPASSWD:/usr/sbin/ss,/usr/bin/netstat,/user/bin/awk[スクリプトの実行] アクションを実行するときにcommand/utilitiesを使用する必要がある場合は、sudo ユーザー パスワードを指定する必要があるコマンドに対して、command/utilityへのフル パスを NOPASSWD コマンド リストに追加する必要があります。
- ファイルを保存して閉じます。これは自動的に再ロードされます。
- Windows でサービスを検出するには、ローカル管理者アカウントを構成する必要があります。ポリシー設定User Account Control: Run all administrators in Admin Approval Modeがオンになっている場合、管理者アカウント自体とは異なる管理者グループ メンバーのサービスが検出されません。回避策として、このポリシー設定をオフにしてサービスを検出できます。ただし、このポリシー設定をオフにすると、オペレーティング システムのセキュリティが低下します。
- Windows Active Directory でサービスを検出するには、ドメイン管理者アカウントを構成する必要があります。
- サービス検出が認証情報ベースのモードで機能していて、ゲスト エイリアス マッピングが認証に使用されている場合は、システム クロックをVMware Aria Operationsノード、vCenter Server、および仮想マシンの間で同期する必要があります。
- 構成されたユーザーには、一時ディレクトリに対する読み取り権限と書き込み権限が必要です(Linux システムのこのディレクトリに対する実行権限も必要です)。Windows システムの場合、このパスは環境変数TEMPから取得できます。Linux システムの場合、これは/tmpまたは/var/tmp、あるいはその両方です。
- SSO サーバの URL は、サービス検出アダプタのあるVMware Aria Operationsノードからアクセスできる必要があります。
- サポートされているプラットフォームとバージョンの詳細については、サービス検出がサポートしているプラットフォームと製品を参照してください。
複数の
VMware Aria Operations
インスタンスが同じ vCenter Server
を監視しているうえ、これらの VMware Aria Operations
インスタンスに対してサービス検出が有効になっている場合、サービス検出が不安定になることがあります。これは、VMware Tools の既知の問題です。その結果として、ゲスト操作の実行に失敗することがあります。- 左側のメニューでの順にクリックし、右側のパネルでサービスの検出タイルをクリックします。
- サービスの検出画面で、サービス検出の構成オプションをクリックします。
- 統合画面で、リストからvCenter Serverインスタンスをクリックし、サービスの検出タブを選択します。
- このvCenter Serverでサービス検出を有効にするには、サービス検出オプションを有効にします。
- このvCenter Serverでアプリケーションの検出を有効にするには、アプリケーション検出を有効化チェック ボックスを選択します。
- 認証情報を追加するには、代替の認証情報を使用チェックボックスをオンにします。
- プラス記号をクリックし、認証情報の管理ダイアログボックスに詳細を入力します。これには、認証情報名と vCenter Server のユーザー名、パスワードが含まれます。さらに、Windows、Linux、および SRM のユーザー名とパスワードを入力し、OKをクリックします。
- また、デフォルトのユーザー名とパスワードを使用している場合は、Windows、Linux、および SRM のデフォルトのユーザー名とパスワードを入力します。
- ゲスト ユーザー マッピングのパスワードを入力します。
- 保存をクリックします。Linux の非 root ユーザーを指定した場合は、vCenter Server クラウド アカウントの作成後、関連するサービス検出アダプタ インスタンスの編集中に Use Sudo(Linux の非 root ユーザーの場合)オプションを有効にしない限り、サービスは検出されません。このオプションは、デフォルトで無効になっています。つまり、vCenter Server クラウド アカウントの構成時は、デフォルトで root ユーザーが想定されています。
- サービス検出用に作成されたクラウド アカウントを編集します。
- 詳細設定セクションで、アプリケーション検出フィールドを有効にして、事前定義されたアプリケーションとカスタム アプリケーションを検出します。
- 詳細設定セクションで、認証情報なしのサービス検出を構成するには、認証情報なしのサービス検出のステータスフィールドで有効を選択します。
- 保存をクリックします。
特定の仮想マシンで、
VMware Aria Operations
によりサポートされているサービスを管理できます。