仮想インフラストラクチャ ワークロード ドメインの起動
Last Updated January 22, 2025

必要なインフラストラクチャ、ネットワーク、管理サービスを提供するため、VI ワークロード ドメインの管理コンポーネントを特定の順序で起動します。
まず、管理ドメインの管理コンポーネントを起動します。続いて、VI ワークロード ドメインとユーザー ワークロードの管理コンポーネントを起動します。
NSX Manager クラスタと NSX Edge クラスタが他の VI ワークロード ドメインと共有されている場合は、次の一般的な順序に従います。
  1. 他の VI ワークロード ドメインを起動します。
  2. 共有 NSX Edge ノードを実行する VI ワークロード ドメインを起動します。
  3. NSX-T Data Center サービスに依存するユーザー ワークロードを起動します。

VI ワークロード ドメインの起動順序

VI ワークロード ドメインの起動順序
起動順序
SDDC コンポーネント
1
VI ワークロード ドメインの vCenter Server *
2
VI ワークロード ドメインの ESXi ホスト、VxRail Manager、および vSAN *
4
VI ワークロード ドメインの NSX Manager ノード*
5
VI ワークロード ドメインの NSX Edge ノード*
6
VI ワークロード ドメインの vSphere Replication
VI ワークロード ドメインの Site Recovery Manager
8
仮想化されたユーザー ワークロード
* 起動手順の詳細については、以下を参照してください。

VI ワークロード ドメインの動作状態の確認

VI ワークロード ドメインを起動したら、管理コンポーネントの主な機能が要件に従って機能していることを確認します。VMware Cloud Foundation の動作検証を参照してください。ご使用の環境で vSphere Replication と Site Recovery Manager が実行されている場合は、VMware Cloud Foundation のサイト保護およびディザスタ リカバリも参照してください。

VxRail 仮想インフラストラクチャ ワークロード ドメインの vCenter Server インスタンスの起動

vSphere Client を使用して、VxRail VI ワークロード ドメインの vCenter Server アプライアンスをパワーオンします。
  1. 管理ドメイン vCenter Server (
    https://<vcenter_server_fqdn>/ui
    ) に
    administrator@vsphere.local
    としてログインします。
  2. 仮想マシンおよびテンプレート
    インベントリで、管理ドメインの vCenter Server ツリーを展開し、管理ドメイン データセンターを展開します。
  3. VxRail VI ワークロード ドメインの vCenter Server 仮想マシンを見つけます。
  4. VxRail VI ワークロード ドメインの vCenter Server の仮想マシンを右クリックして、
    電源
    パワーオン
    を選択します。
    仮想マシンと vSphere サービスの起動が完了するまでは時間がかかります。
VxRail VI ドメインの vCenter Server (
https://<vcenter_server_fqdn>/ui
) に
administrator@vsphere.local
としてログインし、vCenter Server が起動していることを確認します。

仮想インフラストラクチャ ワークロード ドメインの ESXi ホスト、vSAN、および VxRail Manager の起動

ESXi を起動するには、ILO や iDRAC などのアウトオブバンド管理インターフェイスを使用して、ホストへ接続し、パワーオンします。ESXi ホストをパワーオンすると、VxRail Manager が起動し、これにより vSAN および vSphere クラスタ サービス (vCLS) 仮想マシンが起動します。
  1. VI ワークロード ドメインの最初の ESXi ホストをパワーオンします。
    1. アウトオブバンド管理インターフェイスを使用して、VI ワークロード ドメインの最初の ESXi ホストにログインします。
    2. ESXi ホストは、ハードウェア ベンダー ガイドに従ってパワーオンします。
  2. 前の手順を繰り返して、VI ワークロード ドメインの残りすべての ESXi ホストを起動します。
    この操作が完了するまでには数分かかります。
  3. VI ワークロード ドメインの vCenter Server にログインし、クラスタの VxRail Manager の起動が完了するまで待ちます。
    クラスタの
    最近のタスク
    ペインを使用して、起動の進行状況を監視します。
    起動が完了すると、クラスタ内の VxRail Manager および vSphere クラスタ サービス (vCLS) 仮想マシンが実行されます。

NSX Manager 仮想マシンの起動

vSphere Client を使用して 3 ノード NSX Manager クラスタを起動することで、管理ドメインまたは VI ワークロード ドメインの NSX インフラストラクチャのパワーオンを開始します。
  1. 管理ドメイン vCenter Server (
    https://<vcenter_server_fqdn>/ui
    ) に
    administrator@vsphere.local
    としてログインします。
  2. 仮想マシンおよびテンプレート
    インベントリで、管理ドメインの vCenter Server ツリーを展開し、管理ドメイン データセンターを展開します。
  3. 管理ドメインまたは VI ワークロード ドメインの NSX Manager ノードをパワーオンします。
    1. プライマリ NSX Manager ノードを右クリックし、
      電源
      パワーオン
      を選択します。
    2. この手順を繰り返して、残りの NSX Manager ノードをパワーオンします。
    この操作が完了し、NSX Manager クラスタが再び完全に機能してユーザー インターフェイスにアクセスできるようになるまでには、数分かかります。
  4. 管理ドメインまたは VI ワークロード ドメインの NSX Manager (
    https://<nsxt_manager_cluster_fqdn>
    ) に、
    admin
    としてログインします。
  5. NSX Manager クラスタのシステム ステータスを確認します。
    1. メインのナビゲーション バーで、
      システム
      をクリックします。
    2. 左側のペインで、
      構成
      アプライアンス
      へ移動します。
    3. アプライアンス
      ページで、NSX Manager クラスタのステータスが
      Stable
      であり、すべての NSX Manager ノードが使用可能であることを確認します。

NSX Edge ノードの起動

管理ドメインまたは VI ワークロード ドメインの NSX-T Data Center インフラストラクチャのパワーオンは、vSphere Client を使用して NSX Edge ノードを起動すると続行します。
  1. 管理ドメインまたは VI ワークロード ドメインの vCenter Server (
    https://<vcenter_server_fqdn>/ui
    ) に
    administrator@vsphere.local
    としてログインします。
  2. 仮想マシンおよびテンプレート
    インベントリで、ワークロード ドメイン vCenter Server のツリーを展開し、ワークロード ドメインのデータセンターを展開します。
  3. Edge クラスタの NSX Edge 仮想マシンを右クリックし、
    電源
    パワーオン
    を選択します。
    この操作が完了するまでには数分かかります。
  4. この手順を繰り返して、残りの NSX Edge ノードをパワーオンします。